中央講習 伝達資料 その3  
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     4本目

脇構え 八相の構え
脇構え 刃は 右斜め下 方向  八相の構え 鍔が右頬
左上段を下ろす要領で
4本目 
歩幅は、やや小さく3歩進む。これは八相の構えと脇構えから、お互いに諸手左上段に変化し、十分に左足を踏み出して大技で切り結ぶ遠間の面の相打ちを理解させるためである。
H14
八相の構えと脇構えから3歩進み、
お互いに諸手左上段に変化し、
右足を踏み出して大技で切り結ぶ。
(遠間の面の相打ちを理解させる)
 削除理由
 一足一刀の間に
接していないところから
打ち込むことは理に合わないこと。
更に双方同じ気位で
鎬を削るようにして
中段となる迫真性を会得させるために
「やや小さく」を削除した
4本目 合わせる 面の高さ
大技で切り結ぶ 遠間の面 
相打ち 一拍子で打つ
一端上段そして打ち込むのではない
切り結ぶ位置はおおむね正面の高さ
間合い近い場合は打太刀が間をとる
 
H14
切り結ぶ位置は 
おおむね正面の高さ

相手の正面に打ち込むときは、
諸手を十分に伸ばすという説明に
とどめる方が良い 
という理由から削除した。

4本目 右肺を突く 相中段から(打太刀)右肺を突く
そのはなを(仕太刀)は巻き返す
そのため打太刀はやや前ががみ
剣先の高さ水平よりやや低くなる
刃は右
そのはなとは次の写真参照する
仕太刀が太刀の突くはなを巻き
返すので打太刀の上体は、やや
前がかりとなる。
そのときの剣先の高さは 水平より
やや低目となり、刃先は右を向く
14 
打太刀が物打の左鎬で巻き押さえながら
すり込みつつ突くはなを仕太刀は巻き返す
ので、打太刀の上体はやや前がかりとなる

理由 打太刀の突き方を詳しく説明した

 そのはな の 説明

 
 手の平を合わせ 
押す  瞬間 外す
 そのタイミングで 巻く


  次の写真の動作へ移行

4本目 巻きのタイミング 手の平
4本目 巻き面  上のタイミングで巻き
面打突 (トー) 
   
斜め打ちにならない
一拍子の打ち
    
この後 
形に表さない気位
(2本目と同じ 残心は表さない)

   
   ・

   ・5本目

打太刀は諸手左上段 
仕太刀は中段で・・・・・
 
仕太刀の左拳
(手元はやや前に移行して構え、
剣先は
打太刀の上段の左拳につける)
刃先は、下を向く

H14 「刃先は 下を向く」を削除する

平晴眼と称した時代、刃先は真下であるとした時代を経て下(真下ではない)と表現するようになり、現在では「下」と表現しているが、ほんの少し左下と認識されるに至っている。その経緯の認識が薄らぐであろう将来、文字通り下 は真下と解釈する恐れがある。

また打太刀が諸手左上段に移る前の仕太刀の中段は、その剣先の延長は打太刀は手元をやや前に移行させ、剣先を上段の左拳につけるので、自然に刃は下ではなく、ほんの少し左斜下になる。
したがって「下」とわざわざ入れることは不適当という結論による。
6本目
6本目 間合い 仕太刀 下段 
 
打太刀は
仕太刀が下段になっても下げない

打太刀の両拳の中心を攻める気勢で
中段に上げ始めるので、

(同時に
打太刀もこれに応ずる心持ちで)
6本目 小手攻める 仕太刀の気勢を
押さえることができないので
上段に構える。

打太刀は上段へ移行  
仕太刀は
その左拳を更に攻める
打太刀 たまらず中段となる
が 
仕太刀が絶えず攻めるので
小技で仕太刀の小手を打つ  
6本目 小手をすり上げる前 左足 打太刀 
仕太刀の小手打つ
それを
相手の間合考えて、
左足 斜め前 開き 
小さく半円描くごとく(心もちで)

すり上げる
(払うのではない)
6本目 小手すり上げ 瞬間 すり上げる

(払うのではない)
6本目 上段で残心  すり上げ 
打太刀の小手 打突後

上段 残心 

そして元の位置へ戻る
 
 (注意上の写真とは
 攻守交代している)
 
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