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剣道形の心得 藤枝武道館講習会 H20 9/25剣道形大会 形講習会

木刀による剣道基本技 稽古法

    制定趣旨
    剣道の基本技術を修得させるため
    竹刀は日本刀 であることの観念を基とし 木刀を使用し
    刀法の便利 理合 作法の規範を理解させるとともに
    適性な対人的技能を中心に技を精選し指導する



構え方 全て中段の構え
打突 
 @充実した気勢で
 A手の内を絞り
 B刃筋正しく 
 C物打 を用い
 D後足の引き付けを伴い
 E一拍子で行わせる
残心 間合考慮しながら中段の構え
H18年度剣道1級審査要領について
(木刀による剣道基本技能稽古法の導入)
概要 
平成18年度から剣道1級審査に従来の実技
(切り返し・相互稽古)に加え 実技合格者が
基本技稽古法を課し 合否判定を行うこととした
審査順序
@ 実技(切り返し・相互稽古)
A 基本技稽古法
※「基本技稽古法」は実技合格者について行う
1 目的
「竹刀は日本刀」であるとの観念を理解させ、
かつ木刀の操作によって剣道の基本技を習得
させ、更に応用技への発展を可能にさせると
共に日本剣道形への移行を容易にさせることを
目的とします
2 受審対象者
実技合格者について行う

(基本技稽古法が不合格の場合
次回審査から受審することになる)
3 審査対象技
@一本打ちの技
面 小手 右胴 突き
A2・3段の技
小手〜面
B払い技
払い(表より払い)〜面
4 服装
@剣道着 袴に垂れを装着した服装
A木刀 受審者の技量 体格に応じたもの
5 実施要領
@2名1組 (原則3〜4組で実施)
審査員に向かって
右側 元立ち ・ 左側の者 掛り手
指定された基本技を掛り手が全て終了したら
その場で 交代し 同様にを実施する

A立会前後の座礼
あらかじめ待機場所で実施
立会人の号令で
(正面に礼 初め 基本1 基本2等)
B危険防止に充分配慮 場内を広く確保する
審査上の着眼点 1 構え
@中段の構え正しいか
(左こぶしの位置 剣先の高さ)
A構えの解き方
相手の膝頭から3〜6cm下で下段の構え程度
に下がっているか この時、剣先は相手の体から
ややはずれ 刃先は左左斜め下を向いているか)
審査上の着眼点 2 目付
相手の顔中心に全体を見ているか

審査上の着眼点 3 間合
@立合の間合は およそ9歩の距離
3歩前進した際と技が終了した時点の間合は
横手あたりを交差」させる間合かを審査
A打突の間合
「一足一刀の間合」で打突しているか
審査上の着眼点 4 打突
@充実した気勢で刃筋正しく「物打」
相手の打突部を打突しているか
A打突の機会を的確に捉え、気合を込めて打突

審査上の着眼点 5 足さばき
送り足 すり足で行なっているか
審査上の着眼点 6 掛け声
打突時の
「コテ」 「メン」 「ドウ」の呼称に
元気のある発声をしているか

審査上の着眼点 7 残心
打突後は 油断なく相手に正対
充分な残心を示しているか

9:59
剣道普及活動として実施
社会体育指導員+中央講習会でも研修
一級審査では基本的技を実施
趣旨は
竹刀は日本刀 よって刀法 理合いを学ぶ
基本+8

10:09
各地区で講習会
単独地区連(費用は各地区連)
形ではない
二人は対等の関係
掛り手  元立ち

10:28

10:28

10:28

10:29
所作は日本剣道形に準拠する 
習技は基本的には集団指導
元立ち 掛かり手 の呼称は
相互に平等の観点から
/

10:29 蹲踞はよこて 下を参照
/

10:29

よこての位置

足一刀の間合

構えをとく
打突の間合は一足一刀
1歩踏み出せば相手を打てる距離
1歩退がれば攻撃をかわす距離
個人差がある
(体格 筋力 技りょうの程度)




構えの解き方

剣先を自然に相手の膝頭3〜6cm下
下段の構えの程度に右斜めに下げ
この時の剣先は相手の体から
ややはずれ 刃先は左斜め下に向く

10:29

10:30

10:3
基本 一本打の技
  @面
  A小手
  B胴(右胴)
  C突き

一本打の技   @面
元立ち 剣先をやや右に開く

一本打の技 A小手
元立ち 剣先をやや上に上げる  

一本打の技
B相手に正対し胴(右胴)
元立ち 手元を上げる

一本打の技 C突き
元立ち 剣先をやや右下に下げ
一歩後退しながら突かせる

10:53
@両腕の間から相手の全体が見える程度
 大きく振りかぶる
A元立ち 打つ機会の与え方
 剣先をやや上に上げる
 両腕の間から相手の右小手が見える程度
 振りかぶる
B元立ち 打つ機会の与え方
 手元をやや上に上げる
C元立ち 打つ機会の与え方
 剣先をやや右下に下げ1歩後退
 咽喉部突き 突いた後すぐ手元を戻す
段(連続)の技
@小手 A面
払い技

表鎬を使い払い上げる

相手崩し そのまま面

11:47
抜き胴
体が中を向いて抜き胴はだめ
目線は必要


12:47

12:47

12:53
小手すりあげ面

12:58
左手でのすり上げがポイント

12:58
出ばな小手

13:03
基本4 引き技 (鍔ぜり合い)
 引き胴(右胴)

掛り手 正面打ち 元立ちは表鎬で応じ
双方やや全身 鍔ぜり合い 
掛り手 は 相手の鍔元を押し下げる
これに対し 元立ちが 押し返し手元が
あがった機会を捉え 引き胴

13:03
返し技

元立ち 正面を打つ
掛り手は右足 やや右斜め前に出しながら
表鎬で相手の木刀を迎えるように
応じ
すかざず手を返して右斜め前に出ながら
右胴を刃筋正しく打つ
目付け 外さない

13:03
手元を引いての
返しは良くない
前で返す

13:09
面に対し
右足 やや右斜め前に出しながら
相手の右胴 刃筋正しく打つ
その際 目付 外さない

13:15

13:16

13:46
元立ち 右胴を打つ
掛り手は 左足から やや左斜め後にさばき
同時に相手の木刀 自分の木刀の刃部の
物打 付近で斜め下に打ち落とし すかさず
間合勘案しながら 右足踏みだし正面を打つ



藤枝武道館での講習会

主旨
構成 基本方針
作法
@一本打ちの技
A2・3段の技
B払い技
C引き技
D抜き技
E刷り上げ技
F出ばな技
G返し技
H打ち落とし技
木刀による剣道基本技 稽古法 立合前後の作法
1本目 面
1本目 胴
一挙動の打ち

授業例
攻撃は最大の防御
受けとめる技は刀法にはない

切り落とし
刷り上げ
応じる

・木刀による剣道基本技 稽古法

    制定趣旨
    剣道の基本技術を修得させるため
    竹刀は日本刀 であることの観念を基とし 木刀を使用し
    刀法の便利 理合 作法の規範を理解させるとともに
    適性な対人的技能を中心に技を精選し指導する

所作は日本剣道形に準拠する 
習技は基本的には集団指導
元立ち 掛かり手 の呼称は
相互に平等の観点から
構え方 全て中段の構え
打突 
 @充実した気勢で
 A手の内を絞り
 B刃筋正しく 
 C物打 を用い
 D後足の引き付けを伴い
 E一拍子で行わせる
残心 間合考慮しながら中段の構え
基本 一本打の技
  @面
  A小手
  B胴(右胴)
  C突き
@両腕の間から相手の全体が見える程度
 大きく振りかぶる
A元立ち 打つ機会の与え方
 剣先をやや上に上げる
 両腕の間から相手の右小手が見える程度
 振りかぶる
B元立ち 打つ機会の与え方
 手元をやや上に上げる
C元立ち 打つ機会の与え方
 剣先をやや右下に下げ1歩後退
 咽喉部突き 突いた後すぐ手元を戻す
基本2 二、三段の技(連続技)
 小手 ー 面
基本3 払い技
 払い面(表)
基本4 引き技 (鍔ぜり合い)
 引き胴(右胴)
掛り手 正面打ち 元立ちは表鎬で応じ
双方やや全身 鍔ぜり合い 
掛り手 は 相手の鍔元を押し下げる
これに対し 元立ちが 押し返し手元が
あがった機会を捉え 引き胴
掛り手 正面打ち 元立ちは表鎬で応じ

鍔せり合いの状態


鍔元を押し下げ

手元が上がった機会を退き右胴
基本 抜き技
 面 抜き胴(右胴)
面に対し
右足 やや右斜め前に出しながら
相手の右胴 刃筋正しく打つ
その際 目付 外さない
基本6 すり上げ技
 小手 すり上げ面(裏)
右小手 に対し
左足より1歩後退しながら裏鎬で
相手の裏鎬を刷り上げ
すかざず右足から 1歩踏み出し
正面を打つ
基本7 出ばな技
 出ばな技小手
基本 返し技
 面 返し胴(右胴)
元立ち 正面を打つ
掛り手は右足 やや右斜め前に出しながら
表鎬で相手の木刀を迎えるように
応じ
すかざず手を返して右斜め前に出ながら
右胴を刃筋正しく打つ
目付け 外さない
基本9 打ち落とし技
 胴(右胴)打ち落とし面
元立ち 右胴を打つ
掛り手は 左足から やや左斜め後にさばき
同時に相手の木刀 自分の木刀の刃部の
物打 付近で斜め下に打ち落とし すかさず
間合勘案しながら 右足踏みだし正面を打つ

   ・ 剣道形
   ・日本剣道形 資料 小林英雄
   ・剣道形 稽古の心得

1 剣道に必要な据えての動作が含まれている
剣道形を理解し反復練習することにより立派な剣道ができる
形は形 稽古は稽古と切り離してはいけない
2 剣道形の仕組みを理解することは当然であるが
油断のない心構えと正しい身構えから出発しなければならない
3 形は約束に従い 一定の形式と順序により行うのであるが
 その気分 気合い 心はなんらの束縛を受けず
 正確な所作の修得に従い 
 理合いを理解し
 どのようにも変化の出来る
心身の余裕をもって行われなければならない
4 正式には刃引きを用い楽式または練習の際には木刀を用いる
木刀の寸法は 太 刀 長さ三尺三寸五分(約102cm)
          小太刀長さ一尺八寸   (約 55cm)
5 仕太刀を本体として組み立てられているため
打太刀(師の位)は 
仕太刀(弟子の位)の技を十分に引き出せるように誘導し
常に油断のない構え と 動きができるように心掛け
さらに
動作の上では打太刀が動きはじめて仕太刀がこれに従い
両者は常に心を一つにすることが肝要である
6 呼吸法 発生 打突の機会の 捉え方を理解する
7 形のときの呼吸は
双方 構えて 前進するとき
および
構えをといて後退するときは
息を止めて 気力を充実させ 体の安定を保つ
特に
全身するときは 大きく呼気して一気に進み
発声するとともに呼気し
下腹に力を入れて 打突する

    ・参考   

@ 先々の先
剣道形一本目が「先々の先」
 お互いに 先(積極的に)の気持ちで進み
 立合から三歩出て 
 打太刀は初めて面を打つ という気が起こるのが 「一つの先
 その後 
 面を打つのが「二つの先
 それらの先を 知って打つのが先々の先
A
敵が打ち込んでくるのを
敵の先が成功しない前にこちらが 「先」を取って打って勝こと

敵からも懸かる
自分からも懸かって行って
相対抗して先をかけて勝のが「対の先」とも いう
B 後の先
敵が技を出し切った後に打つのが「後の先」
摺り上げて打つ剣道形本目である
C 気当たり
太刀形七本目
D 呼吸法
@立合の間合大きく息を吸いながら中段
  その後 静かに息を吐く
Aそれぞれの構えになる時 さらに十分に息を吸う
B息を止めて間合に進み 機を見て呼気で斬りつけ
  そのまま息を止めて残心を受ける
C残心を受けた後 相中段になりながら息を吸う
D構えを解きながら静かに息を吐き 
  そのまま息を止めて立合の間合に変える
E中段になりながら大きく息を吸う
剣道形 分科会 提案事項より
小太刀 
  体捌きは ひとえ身(一重身 単身)または半身 足は千鳥足
間合 
  小太刀は生の間合からその不利の間合の差だけ 
  太刀の働きを封じて 入り身に踏み込む
  あとは小太刀の生の間合となり
  太刀の死の間合となる
  そこに長の不利があり 短に利がある
  そこで小太刀が技を出し長に勝
捌き 
 張り 刷り 鎬ぎ 抑え 押し 巻き 払い 切落とし
 抱上げ 糊 付け入る くぐり 等して大胆機敏に小太刀使い勝
心の動き
 胆を養い
 智を働かせ
 大を恐れず
 小を憂えず
 長短一味と覚え
 武器に目をくれず 心の働きに応じ 対応する
無刀の心
 徹してわれ無刀の心得にて
 敵の長剣を無用に着させるところにある

 ・ 写真 文 参考資料 剣道講習会の資料より

9/25剣道形大会

H20度大会は採点形式にて評価

朝の練習 熱気が伝わってきます

開会式

1組づつ演舞します

評価 審判席

礼法

一次の結果発表

決勝

結果1


表彰式


5部門 各優勝者


大会を終了し 採点結果の反省会
H20年度 剣道形 演武

・H17年度